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ニュース

今年も高瀬のお友だちのおかげで、無事にデコボコ米が出来上がりました。来週の小学生アフタースクールプログラムのティータイムでは、いつもの「ヒネモス」さんのおやつはお休みし、デコボコ米で作ったおにぎりをみんなでいただきます!やったー!


お米作りの知識が何もないのに、無農薬、無化学肥料、除草剤も一切使用しないで始めたのが三年前。この無謀な取り組みを温かい眼差しとパワーでサポートしてくださっているのが、高瀬のお友だち。また、山形市で有機農業を40年以上続けていらっしゃる伊藤さんにもたくさん教えていただいています。

去年は収穫量が減少してしまったため、秋にまいた牛糞の量を増やしてみました。その甲斐あって今年の収穫量は、去年分+一俵(60キロ)!ですが、頭が重たくて稲穂が垂れてしまい、手刈りでの収穫時にはちょっと大変でした。

その教訓をいかしこの秋は、牛糞の量を半分に減らしてみました。来春の田おこしで、伊藤さんの大事な鶏たちの糞をまいて、2023年の田んぼをスタートさせる予定です。


今年も12月には、お米をとった稲藁で子どもたちと一緒にしめ飾りを作ります。

大事に育てていただいた稲を最後まで使い、そして感謝の気持ちをもって新年が迎えられるなんて、こんなに幸せなことはないです。

デコボコ英語のみんな、伊藤さん、高瀬の村上さん、井上さん、後藤さん、宇治川さん、それからお手伝いいただいた皆さん、今年も素晴らしい田んぼ仕事をご一緒いただき本当にありがとうございました。



10月といえば、ハロウィン! デコボコ英語は10月になると一気に「ハロウィンモード」へと突入します。 教室の中にはコウモリが飛び交い、天井からは目玉やガイコツがぶら下がり、レコードが奏でるのは「Nightmare Before Christmas」。 どこまでハロウィン好きなんだず!と思いますよね。なんと学習内容までハロウィン!本気です。 なぜそこまで本気でやるのか。 それは、20数年前、わたし(かおる)がボランティアをしていたThe Montessori Community School(現在のInly School)の子どもたちとのパレードとホストファミリーとのTrick-or-Treatingの思い出がベースになっています。 あれはアメリカ滞在中に体験した、なかなかのカルチャーショックでした。 当時は仮装することが恥ずかしくて、仮装せずに参加していましたが、現在はその反動でいかに恐ろしい姿になるか、に力を入れてしまっています。やってくる悪霊たちを追っ払うためには、怖い姿でなければ!! みなさんは今年のハロウィン、何に仮装しますか?



少し前のことですが、レッスン前の時間に女の子二人がダンボールで箱の家を作っていました。壁や窓を作っていた時のこと、一人が「これは女の子だけの家ね。男の子はだめ。」

と言いました。その一言が議論を呼びました。 他の女の子たちも賛同し「男の子は立入禁止」の看板を作り始めました。もちろん、男の子たちは黙ってはいませんでした。「男の子だけ」の場所を作り、不公平だと言い始めました。

その約10分後、いつもなら穏やかな時間が流れるはずのティータイムの席で、やけに静かだった子どもたちにその理由を尋ねました。 女の子と男の子双方の意見を聞いた後、なぜ誰かが外されてしまうグループを作ったのか、そして自分がもし外されてしまった時どう感じるのかについてみんなに尋ねました。

その日予定していたレッスンは持ち越し。「差別」についてみんなで話をすることにしました。 約50年前アメリカで、当時小学校の教諭だったジェーン・エリオット先生が行った「茶色い目と青い目の実験」授業について話をしました。この実験ではクラスの生徒を青いと茶色い目に分けて、理不尽な差別を子どもたちに実感させるという授業でした。 どちらかのグループに自分は入っていたとしても「女の子禁止・男の子禁止」というルールが、クラスの雰囲気を変え、自分が外されると寂しい気持ちになるんだ、ということについて話をしました。 その後Duncan Tonatiuh作の絵本「Separate Is Never Equal: Sylvia Mendez and Her Family's Fight for Desegregation」を読み、みんなで話をしていると一人の生徒が「日本では大多数の人が同じ髪の色、目の色、肌の色をしていて『日本人』だよね」と言いました。日本にいると、そう言った「差別」を目の当たりにすることがあまりないのは事実です。でもそれはそこに「差別」がないというわけではないので、互いに尊重し合い、フレンドリーな場所を作るということは、とても大切なことです。 デコボコ英語にはどんな差別もありません。ですが、こういった問題について考え、みんなで話をし合うことで一緒に学ぶことができます。



A little while ago, two girls were building a cardboard box house together before class. They were decorating the walls and making windows when one of them said, 'This is a girl's house, no boys allowed!', which immediately caused a stir. The other girls agreed loudly and started making 'No boys allowed' signs for the house. The boys were obviously unimpressed, and started designating 'Boys only' spaces, and complaining about the injustice of it all. After about 10 minutes of this, we all sat down for a rather angry cup of tea together and I asked them why they were being so quiet. After listening to both sides, I asked them why we needed to make groups that excluded others, and how it made them feel to be left out. We had planned to do something else that day, but it was was scrapped in favour of starting a discussion about discrimination.

We talked about the blue eyes/brown eyes exercise by Jane Elliott, where the students are divided by eye colour, and the teacher tells everyone that brown eyed students were better than everyone else for made up reasons. We asked ourselves why people are mean to each other for made up reasons, and how we would feel if someone made up a reason to not include us. We talked about how the no girls/no boys rules had changed our classroom, and how even though it's nice to belong to a group, it feels awful to be left out.

We read the impressive book Separate Is Never Equal: Sylvia Mendez and Her Family's Fight for Desegregation by Duncan Tonatiuh, and in the discussion following the story, one student pointed out that in Japan, most people have similar hair, eye and skin colour, and most people are Japanese. We decided as a group that even though this kind of discrimination is not something we encounter often, that doesn't mean it isn't there, or that we don't need to be careful about how we can hurt others. There is no place in our classroom for discrimination of any kind, but there is always time to talk through problems, ask questions, and learn together.


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